Illustratorで描くメカニカルなカメラレンズ
今回は、Adobe Illustratorを使って制作した「SFメカ風のカメラレンズ」のイラストをご紹介します。金属の質感や光の反射を丁寧に描き込み、ロボットやメカデザインの世界観に合うリアルな仕上がりを目指しました。
作品のコンセプト
このレンズは、SF作品に登場するロボットの「目」や、監視用の高性能センサーをイメージして制作しています。実在する工業用カメラを参考にしつつ、アニメやゲームに登場するような近未来感を加えました。
金属フレームの表現
フレーム部分はシルバーのグラデーションを用いて金属感を演出。エッジには陰影を加え、ハイライトの位置を調整することで、丸みと厚みのある構造に見せています。また、レンズの外周にある刻印や目盛りは、精密機械らしさを強調するディテールとして機能しています。
レンズ部分の奥行きと光
中心のレンズは、深いグリーンからブラックにかけてグラデーションをかけ、中央に強い光を反射させることでリアルな質感を表現。複数の円形を重ね、光の透過や反射のレイヤー効果を使うことで、ガラス越しに覗き込んだような奥行きを感じさせる構造にしています。
Illustratorならではのメリット
Illustratorのベクターデータ形式を使えば、どんなに拡大しても画質が劣化しないため、印刷用ポスターからWeb素材まで幅広く利用できます。今回のようなメカ系の表現では、パスの整列やパスファインダー機能が特に役立ちました。
今後の展開
このレンズ部分を中心に、さらに全体のメカボディを制作中です。完成すれば、ロボットの正面バストアップとして構成できる予定です。次回はその全体像を紹介したいと思います。